SMAP解散報道を見て
まず初めに言っておくと私は芸能人に本当に本当に本当に疎い方です。二次元オタのためそこから派生して声優の名前はすらすら出てくるけれどそれ以外の芸能人は本当に出てこない。タレントもちょっと新人とかマイナーな人になると全然ダメ。
ジャニーズでデビューしてる全グループ言えるかなゲームとかしたら多分(悪意なく)2グループぐらい言い忘れそう、本当に、全グループ一応グループ名は知ってるんですけども。
そんでさらにメンバー言えるかなゲームされたらダメです。本当にごめんなさい。人数すら怪しい時ある。本当に申し訳ない。歌ってるとこを見たことあったりかっこいいな〜とか思ったことは何度もあるんだけど、ちゃんと名前を把握してる?って聞かれるとすみませんって土下座してしまう。そんなやつがこんなタイトルの記事書くの怒られそうで本当にごめんなさい。
例えばV6ですら私は全員の名前をフルネームで言えない。さすがに顔はわかるし、名前と顔を目の前に出されたら繋げることもできるんだけど、なんだろう、私にとってイノッチは「イノッチ」という単語でインプットされてるからフルネームの「井ノ原快彦」が出てくるか怪しい、みたいな。イノッチの顔も声も喋り方も知ってるんだけどイノッチで覚えちゃってるみたいな。
そんな私でも、SMAPは5人全員の名前を言えます。(森くん以外になりますが)
私が生まれる前からSMAPはこの世に存在していました。
物心ついたときにはテレビの向こう側に、そこにSMAPはもういて、歌って踊ってしゃべってました。
それは、今日までずっと見ていた光景でした。
小学生の時、教科書に載っていたのか、いや載ってないかもですね、でもとにかく全校生徒で「世界に一つだけの花」を歌った記憶があります。
慎吾ママのCDが実家にあったはずです。
ふとテレビから流れてくる曲が、タイトルは思い出せなくても「SMAPだ!」「オリンピックで使われてた」「某シャンプーのcmに使われてた」「好きだった」みたいな情報と共に思い出されることもよくあります。
私にとって、いつの頃からか、いえ生まれた瞬間からかもしれませんが、SMAPという存在がこの世にいることは当然で、自然で、当たり前で、そのことを疑ったことなどありませんでした。
私はSMAPのファンでもなんでもないし、私がSMAPのことで知っている情報も限りなく少ないです。曲も1番なら歌えるけどCメロはわかんないな……とかいっぱいあります。好きだ、嫌いだ、といった強烈な感情は持っていません。普段ならどちらかというと無関心に近いかも。
メンバーの誰々が出てるからドラマ見よう、このバラエティー見よう、とはならないから。大好きとは言えないです。誰々がいるからこれは見ないとかも言い出さないので嫌いでもないです。
テレビをつけてそこにいることは、いつものことで、そこに何か大きな意味や感情を持ったことはなく、だから無関心と言えるんじゃないかなと思います。
そんな私でも、SMAPという存在を知っていてSMAPという存在が歌ったり踊ったりしているのを見るとワクワク楽しくなりました。
紅白や、その後のジャニーズのカウコン。私ジャニオタでもなんでもないんですけど、ジャニーズのカウコンのあのお祭り感が好きで毎年紅白の後に見てました。CDTVの方のSMAPを見ることもありました。
私がいつ、どうやってSMAPと出会い、SMAPのメンバーを認識し、名前を覚えたのか、わかりません。
例えば嵐はハッキリと覚えています。嵐もジャニーズの中で全員の名前が言えるグループなんですけど、彼らに意識的に出会ったのは小学校高学年のとき。友達がこっそり学校に持ってきた雑誌できちんと認識をして、そのあと「山田太郎ものがたり」と「Happiness」でバッチリ覚えました。
でもSMAPは、いつのまにか私の脳内にインプットされてました。
名前を意識的に覚えようとしたこともないのに、フルネームがすぐ思い浮かびます。
それぐらい、SMAPは私にとって日常の1つでした。
根拠もないのに、いつまでもSMAPという存在はあるものだと思っていました。
もちろん、これから時代も変わるし本人たちも年を重ねるし新しいスターはきっと出てくるし、そうやって、自然なことの1つとして、彼らの露出が減っていくんだろうなとは思ってた、と思います。というか、そうやって露出が減っていったとしたら自然なことの1つとして受け入れていたと思います。
だって露出が減ろうとなんだろうと、私にとっての日常が緩やかに変化するだけで、SMAPという存在がこの世にあることは変わらないのだし。
だから、今年最初の方であったSMAPの報道を見たとき本当に本当に驚きました。自分の胸が、スッと冷えたような気がしました。
当たり前が当たり前じゃなくなるかもしれないと。
普段はメンバーの誰かが出てるからなんて理由でテレビつけないくせに、本人たちの会見が流れると知るとテレビの前でスタンバッてました。バイトなくてよかった〜生で見れるとすら思ってました。
あの会見、なんとなく怖かったとか、そういう話は置いといて、それでも徐々にその報道が消え、日常に戻っていき、ツイッターで彼らの解散しないよ!って言ってる画像が流れてくるのを見て、あぁ良かった、SMAPは無くならないんだなって安心しました。
安心、してました。
8月13日の夜。
ツイッターのトレンドにSMAP解散の文字が見えた時、あの時と同じように自分の胸がスッと冷えたのを感じました
でもその時出てたソースは、サイゾーのみでした。サイゾーで明日発表あるらしいで!みたいな記事が出たと。
サイゾーなら嘘じゃない?とネットをよくやるオタクである私は思いました。だってあそこたまに嘘書くし……信憑性薄いなぁ……と。サイゾー以外にも書いてるとこがあれば別だけど、サイゾーだけならそりゃガセでしょうと。
その数時間後、ツイッターを見ていた私に飛び込んできたのは、RTでまわってきたYahooニュース(日刊スポーツ)の記事でした。
ジャニーズ事務所からFAXが送られてきたこと、5人からのコメントがあること。
解散が、本当で、真実であること。
動揺しました。ふーんで流せなかった。
これがテレビで見かけたことのある、ぐらいのバンドやグループだったら、多分一瞬「えっ?あの曲の?」って、戸惑って、それでも引きずらなかったと思います。
「ふーんそっか、残念だなぁ、あの曲好きだったなぁ」
そう言って終われたと思います。
SMAPは、終わらせられなかった。
なんで?だって一回解散しないような会見したじゃん。確かに解散しませんって明言したものではなかったかもしれないけど、でも続けると思ってたのに。
私は、SMAPに対して特別な感情は抱いていないけれど、それでも動揺しました。
当たり前に、普通に、当然のように、自然と存在しているものが、今後は無くなるという、その事実に、驚きと、悲しみと、虚しさを覚えました。
長い間のグループ活動で、何かすれ違いや、歪みや、いろいろあったのかもしれません。事務所とのトラブルもあったかもしれません。
でもファンでもアンチでもなかった私は、そんなことは全然知らなくて、ただそこにいて、そこにあることが普通で、SMAPはそんな存在でした。
インターネットは便利なので、ちょっと調べれば色々な情報を得られます。事務所内に派閥があるとか、マネージャーがどうとか、そういうこと。
私は、どれが真実で、解散の理由は何で、なぜいまそれを発表したのかとか、そういうことはわかりません。
ただ私にわかるのは、なぜか私がきちんと認識していて、ファンとはいえなくともある程度好意的に感じていて、テレビの世界に存在することが普通だった「SMAP」という存在が死んでしまう、それだけです。
そう、SMAPという存在の死のように私は感じました。
今回の解散報道で、様々な人が自分の好きなバンドや、アイドルや、そういった人々に想いを馳せているのを見かけました。
もしかしたら明日自分の好きな人たちも終わるかもしれない。だからできるだけ会いに行こう、そういったツイートをよく見かけました。
私はなぜか、親のことを思いました。
私が熱烈に好きなバンドやアーティストがいないから、かもしれません。この歌手のCD揃える!とかあんまなくて、あっ好きな曲だなーと思ったら買う、みたいな人なので。
でも一番の理由は、親という存在とSMAPという存在を近く感じたからかもしれません。
私が生まれる前からこの世に存在して、物心ついた頃には当たり前のようにそこにいて、意識しなくて気がついたら脳内にインプットされてて、
そして根拠もなくなぜか明日も明後日も、その先もいるものだと思っている存在。
私の両親は幸いなことに元気なのですが、明日死ぬ可能性は否定できません。私が普段意識してないだけで。
それを、なぜかSMAPの解散報道でふと思いました。
SMAPは、芸能人に疎い私でもメンバー全員の名前をすらすら言えて、曲もいくつか知ってて、思い出に寄り添ったものもいくつもあって、そしてそこにいて当たり前と感じていた存在でした。
そんな存在が、「SMAP」というグループが、今年で終わってしまうことに、私はまだ戸惑ってます。
ファンでも、なんでもないくせに、戸惑ってしまいます。
それぐらい、SMAPという存在は日本の中で大きかったのだと思います。
2016年12月31日まで、私にとって日常の一コマでしかなくて、それでもそこにいることが自然だったSMAPを、その日常のように感じてるものは儚くていつ消えるかわからないのだということを意識しながら、しっかり見ていたいと思います。
私はファンと名乗れる存在ではないけど、それでもたまにあなたたちの歌ってる姿や、踊ってる姿を見かけると、楽しくなりました。その姿が好きでした。
私の日常の一コマを、楽しいものにしてくれてありがとうございました。
「二人で一つ」を選んだ双子(返礼祭を読んで)
『衝突!思い還しの返礼祭』についての記事を今更書きまーす!!!!!!!ずっと放置しててごめんね!双子は大好きなの変わってませんから!!!!
クリスマスのストライについての記事はこちら。
二人で一つという呪い - 全力疾走はできません
なんかけっこう読んでいただいてるみたいで嬉しいやら恥ずかしいやら。
えーーーー、とりあえず上の雪花のストライについて書いた駄文を読んでいただいている、前提で、お話していきます。
以前雪花では「双子の闇」をテーマに書いてました。家族構成や過去や本人たちの抱える問題についてですね。
今回の返礼祭、おそらく2人はその問題を、とある形で乗り越えました。
その形が人間離れしててひょっとしたらこの子たち化物かもしれないってお話。
返礼祭でメインとされたユニットは2つ、いや3つかな……カード的には「2wink」そして「UNDEAD」でしたが、「紅月」もメインを担ってた……かな?今後また返礼祭の裏側、他ユニットメインでお話があるときに紅月は掘り下げられる書き方ではありましたね。
ただお話の本筋としては完全に「UNDEAD」がメインでした。2winkはそのUNDEADの一つのお手伝い、そして、その、2人がクリスマス後に何かが起こって現在何を選んだかわ見せつけられた感じ……そう、ほんと、見せつけられた…………
そんなわけで、2winkに視点をおくとストーリーの話にはならないので、葵ひなたと葵ゆうたの今までの物語(メインストーリー、イベストガチャスト個別スト等々)からは明らかに変わってる点やら2人の発言で気になるところを抜き出す方向性で行きます。
・これまで一緒にされることを嫌がっていたゆうたが羽風薫に対して「紛らわしいなら葵くんって呼んでくださいね」
→さらに「どっちもそんなに変わらないし」「どっちかに喋ったことは相方に伝わる」
・羽風「兄弟と一緒にされるの嫌じゃないの」→ゆうた「嫌だった、最近はそうでもない、夢ノ咲学院においては、個人である前に『2wink』の葵兄弟だから」
・アドニス「一時期『2wink』は酷い状況だった」
・ゆうた「色々あった。クリスマスあたりでちょっとやばい状況になったり。今はそこそこ安定」
・ひなた「最近は本当に甘いものが好きになってきた」「甘いものが大好きって設定の葵ひなた」
・ライブ前、リハ無し、呼吸合わせのためにアルプスいちまんじゃく
とりあえず、この辺にしときましょうか。2人がどういう選択をしたかは箇条書きではなく文章にしましょう。
まず最初。
ゆうたはひなたと同じに扱われることをひどく嫌がっていました。それが「葵くん」でいいですよ、と言えるようになっています。さらにどっちもそんなに変わんないとかまで言えてます。
そもそもゆうたが双子として、ひなたと一緒に扱われることを嫌がったのは、ひなたがそれを望んだからだったと思っています。
クリスマスで明かされた「ひなたはゆうたが父親に愛されるため、そして尊かった「ひとり」だった頃の自分(たち)のまま育てるため、ゆうたから離れようとした」という部分を考えます。
そして離れようとするひなたをゆうたは許さず、家出しても大道芸をしても夢ノ咲にも追いかけて行きました。
今と、逆じゃないですか。
クリスマス前、双子であることに固執しているのはひなたに見えて、双子であることを嫌がっていたのはゆうたに見えていました
しかし現実の行動としては、ひなたはゆうたを完璧で尊くて綺麗なあの頃の俺たち(つまり、双子という概念すらなかったであろう、なんでも通じ合い互いが互いであった「ひとつ」だった頃)のまま育てるため、ひとつの関係性から離れようとして
ゆうたはひなたが「ひとつ」から離れようとすること、自分だけ汚い面を背負おうとすることに反発している
その結果、ゆうたを可愛がり世話して「兄」という役割をおったひなたができあがり、可愛がられ世話をされ(それを嫌がる)「弟」という役割をおったゆうたができあがり
それは双子を大事に大事に扱うひなたと、一緒くたにされるのを嫌がるゆうたに繋がっていました。
しかしひなたとゆうたが双子であり、「葵くん」であり、そしてそう扱われることをゆうたは認めています。
その理由として大きいのは「学院内では個人よりも2winkの葵兄弟である事実が先にくるから」でしょう。これは2人のたどり着いた結論の話でもあります。なのでとりあえずこの辺に。
次にアドニスとゆうたの発言「一時期やばかった!」
これさあ〜〜〜〜まずゆうたは「クリスマスの時期からやばい」と言っているのでクリスマスのあの選択、解決方法が間違っていたと認識していますね良かった〜〜!!!!!
しかしアドニスとゆうたの発言的にそれにより思いっきりギクシャクして何かが起こったのは間違いないので今後「クリスマス〜3月前半」ぐらいのイベント発表みんなヒヤヒヤしような!!!
2winkの高レアカードがきたらどう考えても2人が大喧嘩する話が来るな!!!私はそんなん読んだら死んでしまう先に返礼祭という未来を見せてくれてありがとうハピエレ……………
そして次。私これ初見で読んでた時リアルに「ウッ」て声あげたんですけど
「甘いものが本当に好きになってきた」「甘いものが大好きって設定の葵ひなた」
これを自分で言う葵ひなたやばくないですか?
何度でも言いますけどひなたはゆうたと離れるために自らの嗜好を変えています。
きみ今まで甘いもの好き好き言ってたけど本当はそうじゃなかったの?
そしてそれを、他の人に言えるようになったの?
自らの歪みを認めて、そのうえでその選択を前向きに捉え、おそらくゆうたのため(という仮面をかぶった自らのエゴのため)ではなくて、自分で自分のために行動できるようになったからかな、と思います。
だから甘いものを肯定するし、甘いものを好きになれたし、それを堂々と設定だなんて言えるようになった。
とまあ、こんな感じで、双子が何かしらいい方向性に動き出したことがよくわかります。
さて、2人の最終的にたどり着いた結論とその選択について。
2人はこういった道を選びました
「2winkという個人に、2人で奉仕する」
つまり、『2wink』をひとつの、いえ、1人の生き物かのように扱い、ひなたとゆうた、それぞれが、2winkのために行動する。
ひなたが歌をレッスンしていたらゆうたがダンスをレッスンして、後からお互いにそのレッスンを教えあう。そしてそれは他の人より容易い
圧倒的に長い時間一緒に過ごしてきて、お互いのことを理解した双子だから
クリスマスのストライで言っていた「2人でひとつ」とは明らかに違います
クリスマスでひなたとゆうたがした選択は、「ゆうた1人に、幼い頃の「ひとつ」だったおれたちを背負わせる」ものです。つまり、2人でひとつの体現をゆうたのみに押し付けた形です。
今回提示された「二人で一つ」
それはひなたとゆうた、2人で2winkを作り上げる、という形です。
そして彼らは「幼くてひとつだった時代」から変わったことを受け入れていました。
「まめに連絡を取り合う」という発言です。
当時は「お互いが何を考えてるのかわかった(だって好きも嫌いも同じだから)」だったのを、互いが独立した人間であることを認め、理解し、だからこそ連絡をとりあい話し合う。
大きな成長です。
そしてそのかたちになったことをゆうたはこう言い切ります
「それが『2wink』です。世界でいちばん美しくって強い個人です」
あぁ、良かった。
心の底からそう思いました。
でも、本当にそれだけで終われる?
この選択、めちゃくちゃ人間離れしてると思いませんか。恐怖すら感じませんか。
2winkという個人を作り上げるために2人のとる行動は「ある時間を別々に過ごすこと」「そしてその経験を、時間を、共有すること」です。
一緒に歌のレッスンを受けて、ダンスのレッスンを受けて、共にいる時間を増やすのではありません
離れて、別々にスキルを取得して、それを共有する
共有できる
双子だから?
一緒に育ってきて同じDNAで構成された2人だから、お互いの経験を共有し合える。
抜き出した発言の一つに「どっちかに喋ったことは相方にも伝わる」というものがありましたね
すべての経験を共有した葵ひなたと葵ゆうたは、「ひなた」「ゆうた」だと言えるのでしょうか。
人をかたち作るものの大きな要素の一つは経験です。
「葵ひなた」と「葵ゆうた」は「2winkの葵兄弟」となるために「葵くん」と呼ばれることを受け入れて、すべての経験を共有します。
共有、できますか?双子なだけで?本当に?
この2人はそこに疑問を持たない
双子だけど、別人格を持った、別の個体である。
そのはずなのに、それを理解したから連絡をとりあい話し合うはずなのに
なぜかそう考えていくと2人の境界ぼやけていきそうに思います。
そう考えていくとひなたと「甘いものが大好きって設定の葵ひなた」という発言にも恐怖を覚えます
ひなたとゆうたの経験が、もしも本当に共有されるのならば、その2人をわけるものは「水色かピンクか」「辛いものか甘いものか」「兄が弟か」といった『設定』のみになります。
その『設定』って、ひなたがゆうたから離れるために作ったもので、それはつまり「変えようと思えば変えれる」のです
ゾワッとします。お互いが別個体であること、それぞれの人生があること、テレパシーは使えないと理解して、そのうえで2winkをやろうとした結果たどり着いた答え。
「二人で一つ」を作り上げられると言い切る双子。
そしてそれがおそらく本当にできてしまうこと。
めちゃくちゃこわい。
ふわふわ人間離れしている。
2winkの、怖さを、異質さを少しわかってもらえたでしょうか。
最後に、2winkにとっての朔間零がどんな存在であり、2winkの育ち方からしてどんなにありがたかったかが返礼祭で描かれていたのでそこに触れたいと思います。
ひなた「俺たちは、『俺たち』以外のどこにも所属できないと思いこんでました。ふたりだけの世界で、ずっと寂しく遊んでた」
ゆうた「でも、俺たちには、『俺たち』以外にも居場所ができたんです」
朔間零は2人を「愛し子たち」と呼びます。
2人を何も言わず受け入れていました。
「あなたが抱き寄せてくれた」「愛して守ってくれた」
父親に父親らしいことをしてもらえなかったと推測できる葵兄弟にとって、朔間零はある意味で父親のような存在だったのではないでしょうか。
愛して、守って、軽音部の葵兄弟として扱い、抱き寄せる。
それは二人が、二人として、二人そのままの存在として、初めて受けた庇護であり愛情であり保護だったのでしょう。
彼の存在があったから、2人はクリスマスの選択から、新しいかたちへとなれたのでしょう……まあそこは、イベスト待ちですが。
とりあえずこれぐらいでしょうか!
返礼祭、めちゃくちゃいいストーリーです。UNDEADも含めもう、とてもいいお話です。
せっかく復刻も始まりましたし!読んでない皆様、復刻に返礼祭が入ったらぜひイベスト回収だけでもよろしくお願いしますね。
美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!(防衛部2期)が始まりました
やった〜〜〜〜!!!!!!!
防衛部1期が終わる前から2期を望んでいました。
初めてきちんと円盤を集めた作品でした。
監督が「2期作ってくださいって言われるんだけど僕に言われてもできないんですよ〜〜深夜アニメは円盤の売上が正義なんですよ〜〜円盤が売れなきゃ2期作れないんですよ〜〜委員会側がやろうっていうラインにまだ到達してないってことですね(とても要約)」って言ってたから、一層真面目に円盤を買いました。
2期決定が発表されたイベント。
普通に落選したので当日その場にいたかったしなぜ映像化しなかった????てしつこく叫んでましたけども
あの日出先でそれを知ったので涙を流すことはなかったのですが、家で聞いたら泣いてたと思う
それぐらい、気がついたら大事な大事な作品になってました。
防衛部はギャグアニメです。全力でギャグアニメです。
泣ける展開あるの?って聞かれたら……そうだなぁ……そういう展開になってもその後斜め上にぶっ飛んでいくのが防衛部なので……
なんでこんなに好きなんだろう?と思うこともよくあります。
思うんだけど。
でも、防衛部から目が離せなくて、防衛部を見ていると「わあ〜〜!楽しかった!面白かった!また明日から頑張ろう!」と思えるいいアニメだなって思います。
考えさせられる作品とか、見ていてしんどっ……てなる作品とか。そういったものも好きだしなんなら(主にキャラクターに対する)考察好きなのでそういう作品ドンピシャなこと多いです。
じゃあなんで防衛部にここまでどっぷりハマってしまったんでしょう。いやもう防衛部側の策略に見事にはまったんだろうなと思うんだけど。
防衛部、「今週は何が起こるんだろう?」ってワクワクするんですよね。
怪人側のキャストは誰なんだろうとか(主人公側5人が新人声優に対して、毎話出てくる怪人のゲスト声優は中堅だったり大人気な方だったりと豪華なのです)
今回も明らかな女子オタクへの媚び(と言っていいのかわからないけど、でもとにかく開き直ってわかったうえでその濃度を濃くしてお届けされる展開や絵柄)
はどれぐらいあるのだろうとか
常にギリギリを攻めてくる感じとか
実は随所に散りばめられた深いようで深くないようで深い発言とか
OPが流れるたびに毎週わくわくして
それから主人公側のキャストが若手で、彼らの出ているニコ生
あれを見たのがいけなかった!
あんなん、もう、応援したくなってしまう。
ぐっだぐだなんですよ!神がかってるときもあるけど!だいたいぐだぐだ!いやそれがいいんですけど!
徐々に仲良くなる5人とか、無茶振りに対して必死に対処するところとか。
ニコ生に出てる防衛部も防衛部なんだけど、アニメの防衛部も防衛部で。どっちも防衛部だけどアニメで中の方の防衛部
をあまり感じないとこは純粋にすごいなって思ったり。
防衛部にある、一種の危うさ。
続きが見たくてもオリジナルアニメだから、アニメが作られなきゃ彼らの続きの人生は見れないこと。
まだ売れるかどうかわからない若手が必死に演じて必死にニコ生してくれているところ。
「見ている私が、私たちが応援しなくてはいけない」という義務感がなぜか湧いてくる。
それがこんなにハマってしまった原因なのかなと思うし、ある意味で策略にハマったんだろうなと思います。
話が飛び飛びですみません。
とにかくそんな、あの3ヶ月間私にたくさんのワクワクと笑いをくれて、応援したくなるコンテンツである防衛部が、帰ってきました。
なーーーーんにも変わってなかった!
あの頃のまま!!
意味がありそうでないようであるのかな、とにかく軽妙な会話。防衛部の会話劇ほんとうに好き。大笑いするわけじゃないけどすっごく楽しい。
そして起こる唐突でぶっ飛んだ展開。
セーラームーンやプリキュアを彷彿とさせる変身シーン(レベルアップしてた)
たまに差し込まれるメタネタ
そして、ワクワクするOP!!!!
なーーーーんにも変わってなかったけど、全部パワーアップして帰ってきた防衛部。
愛が世界にはあるんだよ!って大声で叫んでくれるコンテンツ。
ファンによる愛(物理)で2期をできることになったのも含めて面白い。
ていうか愛(物理)を全肯定してくれるのって面白いなと思います。
いや別に好きなら金を払えというわけではなくて。
でも好きなジャンル、コンテンツを長続きさせたいなら、発展させたいなら、避けては通れない話で。
「愛は金では買えない」って言いますし、それはそうなんだけど
「愛を金で表すことはできる」と。
そして防衛部はその愛(物理)に応えてくれる存在だと。
そう思えるのは幸せだなーって思います。
無理のない範囲でこれからもまた愛を届けよう!と思います。
寝不足の中、なんにも自分の中で話をまとめずに書き連ねたので、めちゃくちゃ読みにくいと思うしここまで読めた人いる?!私自分で絶対読み返したくないんだけど!!わかりにくすぎて疲れるのわかってるから!!
とにかく、2期が始まった喜びで泣きそうだったのを作品のテンションと会話劇と展開で涙を許さず笑いに変えていった美男高校地球防衛部LOVE!LOVE!
また彼らの姿を見せてくれて本当に本当にありがとう!!!!!
これから3ヶ月間、またよろしくお願いします。
3期を目指して円盤買うぞ〜!!!!
キンプリの円盤が至れり尽くせりだった話
みんな〜〜!わ〜んば〜んこ〜!!!
キンプリで嫁にしたいのはコウジ!息子にしたいのはシンくんです!!!(性癖)
今の目標はプリティーリズムを見ることです!若いオバレに出会いたい!!!
ちなみに、まあ読まなくてもいいんですけど以前書いたキンプリ応援上映行った話がこちら
『KING OF PRISM by Pretty Rhythm』を見た話。 - 全力疾走はできません
EDのドラマチックLOVEがあまりにも名曲だって泣いた話がこちら
名曲「ドラマチックLOVE」 - 全力疾走はできません
さて、先日予約してたキンプリの円盤をアニメイトで受け取ってきました。
謎のあの……ヒロ様のメモ帳?については……置いといて……無限ハグメモ帳……絶対使えない……大事に取っておけばいいのかな……
みなさん、円盤発売決定が発表されたときのキンプリヤクz……………キンプリエリートたちの発言は覚えてらっしゃいますか?
まあざっくり言うとこちらになります
「1600円払わないとキンプリ見れなかったのに円盤買ったら無料で見れるのヤバくない?」
どう冷静に考えても言ってることおかしいんですけど私自身これに対して
「せやな」
って言ってました。
いやだって……実質無料じゃない……?本来なら1600円払わなきゃカヅキ先輩とアレクのEZ DO DANCEの対決も見れないし……ドラマチックLOVEも聞けないし……無限ハグも受けられないし……プリズムの煌めきだって浴びれないんだよ……?円盤買えば無料で見れるじゃん……?
ちなみにこれと全く同じようなことをドラマチックLOVEなんかが入ったCD発売に関しても言ってましたね。これも買いましたよええ。
そんでね、まあ予約かましたんですよ。
一番豪華なやつ。
一番高いやつね。
値段は覚えてません!!!!
その……それにした理由はほら……あれです……限定の特典ショートアニメ入るって言うから……ドラマチックLOVEのできた過程をアニメにするって言うから……ぶっちゃけ他の特典全然確認してなかった……
したらさぁ……これめっちゃ豪華なのね……
まず普通に本編でしょ。
それからプリズムショウだけ抜き出して見れるようになってるでしょ。
あと監督とかプロデューサーのオーディオコメンタリーバージョン(これ最高)
それから応援上映音声入りバージョン
キャスト登壇のある劇場挨拶の様子
特典ショートアニメ
PV.CM集
あと劇場で本編前に流れてた映像、ホワイトデーやシン、ルヰの誕生日コメント、エイプリルフールバージョンも全て
えっ……?なにこれ……?
完全に無料みたいなもんじゃん…………
それから他の特典もすごくて。あの、本系。
まず台本(読んでて興奮を禁じえない)
あと最初の方の絵コンテ(コウジがソフトクリーム舐めとるとこ詳しく描写してあって私は死ぬかと思いました)(攻め顔って描いてあるんですけど監督?!)
それからキャラ設定や、監督菱田正和さんと脚本青葉譲さんと演出日歩冠星さんが対談してる茶ばn…………んんっ、奇跡の、ね、うん、そういうのが載ったブックレット
は……………?
神かな…………?
たった約1万2千円(調べてきた)でこの量。しかもつまり本編が入ってるってことは何度も繰り返しプリズムの煌めきを浴びることができるんだよ?!?!
やっぱ実質無料じゃない????
ファンに対してあまりにも至れり尽くせりじゃない????????
オーディオコメンタリーで今まで出てない裏設定とか喋ってくれるし?
家で一人で見てても応援上映音声バージョン流せば応援上映楽しめるし??
特典ショートアニメでは名曲であるドラマチックLOVEがどのようにしてできたか教えてくれるし???
えっ……ヤバイ……すごい…………しかも本編映像であの脱衣所のカゴ消えてる……私たちの応援が届いてる……
やば、やばくない?すごくない?至れり尽くせりにも程がなくない?
す、すごい、キンプリを映画館で観てたときから凄まじい多幸感を味わえる作品だと思ってたんですけど、これ、ほんと、多幸感、すごい。
あの時勇気を出してキンプリ見に行ってよかった。
キンプリ好きでよかった。
回数は少ないけど、それでも何度かでも、劇場に足を運んでよかった。
円盤買ってよかった。
応援上映のお決まり、作ってくれた企業様方と、そして監督への感謝の気持ち。
それがまた溢れてくる、そんな素晴らしい円盤と特典でした。
キンプリを作ってくれたみなさーーーん!!!!本当にーーー!!!!ありがとうーーー!!!!!!
それでは、よく聞くあの言葉、もう聞き飽きたかもしれないけど、まあとりあえずそれで、このエントリも締めましょうかね。
ご唱和ください
キンプリはいいぞ!