全力疾走はできません

その辺にいるオタクの妄言

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー」(再演)を観ました


私をハイキューの世界に入れてくれてありがとう!!!!



観終わって思ったことはとにかくこれです。

一番世界に入れてくれた……というか、「いるもの」として扱ってきたのは大王様こと及川さんでした。

及川さんね、客降りのシーンがあるんですよ。

おそらくあれ、日替わり(毎回変わってるかはわからない……いくつかパターンあるのかも)だと思うんですけど。

私のときはまず!下手側に及川さんおりてきて!両手を広げるかたちの投げキッス!その後横に座ってる女の子に片手で投げキッス!!そのあと上手にてくてく歩いてくる!歩きながら観客とハイタッチ!上手側にきてから!「新入生のみんな〜俺の名前は及川徹。及川さんって呼んでね!せーのっ!」

観客『及川さーん♡』

いやもちろん私も叫んだんですけど。及川さんやばかった。ボキャ貧になるけどとりあえずやばかった。


あと縁下さんもよく観客の方に動いてきたといいますか。

試合描写のあと、自然と拍手が起こるんですね。そしたらだいたいそれを縁下さんが「せーのっ!」て感じで、あの、パンパパパンって言えばいい?一本締めじゃなくてなんだっけ、とにかくそんな感じ……それで止めてくれて「ありがとうございまーす!」て言うんですね。何回かありましたね。


なんか、私がずっと好きだったハイキューの世界に私は今いるんだ!!!て思いました。




さて、舞台そのものの感想にいこうと思います。

アイアシアター実は初めてで。前々から名前はよく聞く劇場だな……と思ってたんですけど、入ったら思ったよりちっちゃくてですね。
私それなりに後方列だったんですけどそれでも舞台をすごく近く感じました。

舞台に傾斜のかかった丸い部分が真ん中にどーんとありました。そしてど真ん中にバレーボールがぽつんと置いてある状態で始まりました。



あの舞台装置すごいなーと思ったのがいくつかあるんですけど、ボールがなんか……あれすごくて……思った場所に転がっていくシーンがいくつかあるんですよ……

例えば真ん中からころころっと転がって上手側にゆっくり曲がってそこにいる演者の足元に、とか。それが下手側に行くこともあったり。あれどういう仕組みなんですかね……紐とかなかったと思うんですけど……


ハイパーブロジェクション演劇、となってますから、プロジェクションマッピングいっぱい使われてました。というか、プロジェクションマッピングがないと成り立たない舞台でした。あれすごい。

演劇と映像の融合の一つの形というか……最初の方でキャラクター紹介みたいな部分があるんですよ。役者が出てきて、背景にどーんとキャラの名前と漫画のキャラの一コマが映るみたいな。それがパラパラとめくれていったり倒れたりして次のキャラクター紹介に移る……っていう。あれは映像がつくからこそできるものだなぁと思いました。あの演出めちゃくちゃかっこいいし2.5次元舞台ならではって感じでとてもたのしかった。



なんか私の説明だと全然伝わってない気がしてきたけど頑張りますね。


観てて印象的だったのが「みんな」がちゃんと「みんな」だなぁとすとんと思えたことです。

特に田中さん!!あのさぁ!!めっちゃ田中さんだったの!セリフがあるところないところ全部、その行動だとか反応の仕方だとかが、すごく、「あぁ田中さんってこういう男子高校生だ、いるいる」って感じ。凄まじい説得力。

説得力の高さでいくと及川さんも素晴らしかった。発表されたときから「リアル及川だ……」ってツイッターでざわつかれてたんですけど、動いて喋ってもリアル及川さんでした……すごい……あーー及川さんだ!と思ったすごい……


ちょっと意外だったのはスガさんと縁下さんかな……こんな人じゃない、と思ったわけではなく、あっこういう人だったんだ!みたいな。

スガさんはなんとなくこう、漫画では温厚な部分がよく描かれてるのでそういう一面が頭に強く残ってたんですけど、舞台のスガさんイメージよりやんちゃだった。田中さんをよくぐりぐりってしてた。でもそれが違和感はなくて、「あぁスガさんも男子高校生なんだよな」としみじみ思ったというか。そうだよなぁそうだよなぁいくら温厚な性格とはいってもこれぐらいやるよなぁ、みたいな。舞台だからこその一面を見れた気分になりました。

縁下もそうで。漫画だと初期は描写少ないし最近の描写はあるけど「2年生のドン」「おそらく時期主将」といったしっかり者としての一面がたくさん描かれてると思うんですよ。
舞台上の縁下さん、なんかおちゃめだった……すごくおちゃめだった……おや?可愛いぞ?てなった……舞台での時間が4月とか5月だったからというのもあるかもしれませんが、田中さんに振り回されつつすごくおちゃめな一面のある縁下さんでした。


他のメンバーももちろんそうで。うわーーーわかる!現実にキャラクターがいる!そうだよね!!そうだよね!!てなるんですよ。月島と山口のコンビ感がすごく自然だったり。旭さんのおどおど感もうわーーいそう!て感じだったし。のやっさんの頼もしさめっちゃ伝わってくるし。大地さんは烏野メンバーの手綱握ってたし。

そして主役の日向と影山。
素晴らしかったです。


影山喋った瞬間アニメの影山とダブって見えたんですよ。声質が似てるのかしら。わからないけど、あの瞬間ぶわっと、こう、私が漫画で、アニメで見てた影山が動いてるんだ、と脳が強制的に納得させられた感。

日向もよく動く!すごく動く!天真爛漫な明るさだとか、ボールへの執着、勝ちたいという気持ち、バレーへの情熱、それが動いてる日向からビシバシ伝わってくる。見てて日向がいる、いるよ、って思いました。



バレーボールの試合をどうやるんだろう、と思ってたんですけど、ネットが実際に出てきたり、出てこなくて対峙した状態でちょっとダンスのような表現だったり、でもちゃんとサーブあるしスパイクも打ってたり。説明めちゃくちゃ難しいんだけど、「試合してるーー!!!」てなります。ボキャ貧で申し訳ない。



私、漫画でもアニメでものやっさんと旭さんとスガさんのあの、「もう一度トスを呼んでくれ、エース!」のあの流れ、毎回泣くんですけど。ボロ泣きするんですけど。でもそれは家で気を抜いてるから泣ける涙だよなと思ってたんですけど。今回の舞台見ながら泣いてました。

あと実は開始10分ぐらいのとこで一度泣きました。キャラクター紹介の前だったかな?後かな?ちょっとあやふやなんですが、オープニング演出で、キャラクターが全員出てくるところがあるんです。なぜかその瞬間ぼろっと。自分でもわかんないけど、ボロっと。なんだろう、目の前にいるってことに感動したのかな。でもオープニング演出でもみんなキャラクターだったんですよね。それのせいかもしれない。



とにかく熱くて、ファンに寄り添ってくれる舞台だったなー!と思います。
素敵な舞台をありがとう。


そして支離滅裂なレポ?感想?でここまで読んでくれた方々ありがとうございます……ハイキュー演劇、とても良かったです。

今回再演でしたが、また、再々演が決まったらいいな……!続編でもいい……!ネコVSカラス、ゴミ捨て場の決戦を舞台でぜひ見たいです。

新しい舞台の形を見れました!とてもいいエンタメでした!本当にありがとう!

名曲「ドラマチックLOVE」

みんなに聞いてほしいことがありま〜〜〜〜〜〜す!!!!!




『なーーにーー!!』って言ってくれた方ありがとうございます。何かよくわからなかった人は今すぐキンプリ応援上映に行ってください。





キンプリのサントラと楽曲集の発売は知ってたし予約する気でいっぱいだったんですけど、気が付いたら発売日でした。

ので、アニメイトでとりあえず買って、あと忘れないうちにとキンプリ円盤予約してきました初回限定版BDです内金半分ぐらい入れました金がない。



とまあ、とりあえず今回の本題に入ります。


あのさぁ……

ドラマチックLOVEは本当に名曲だね……



私結局5回観に行ったんですけどね。
エンティングの曲を聴くたびに、なんでか、すっごくあったかい気持ちになって。

ああこの曲好きだなぁって、しみじみ思ってました。


CDの1曲目に収録されていて、聞いた瞬間、ぼろっと泣いてしまいました。


名曲だなぁと感じる理由はいっぱいあると思います。

エーデルローズのプリズムスタァたちのことが思い出されたこととか。
なんかこの曲はゼウスことユウが作曲して作詞はみんなでしたという情報を聞いてたとか。

色々な、色々な理由なんですけど。


ドラマチックLOVEの、というか、キンプリの好きなところというか、ドラマチックLOVEはそのキンプリの象徴のようなものに私は感じているので、あの、まあとりあえず話だしますね。


なんだろう、ドラマチックLOVEを聴いていると「受け入れられている」という思いになるんですよね。

歌詞の中でいっぱい「君」って言ってくれるからかもしれません。

ドラマチックLOVEの歌詞の中で「君」がどんな存在か一回も明言されてないんですよ。「君」がどんな人間なのかという意味で。


「赤い糸」とか「恋した」という単語は使われているけど、「君」が男なのか女なのか。可愛い子なのか綺麗な子なのか。身長はどれぐらいとか。優しいとか可愛いとか元気とか明るいとか。

そういう言葉は一つも使われてない。

「君」でわかることは、笑顔にプリズムが詰まっていること、吐息が甘いこと(これは「僕」が感じていること)、「君」のメロディがあたたかいこと。ただそれだけです。


そういう曲確かにたくさんあるかもしれないけど、そうじゃない曲もたくさんありますよね。「細い手足が」だとか「スカートがひらり」とかそういう、人物としての具体性。

それが悪いと言っているわけではなくて、表現したいものの違いによってそこは変わるからそれに関して何か言う気は全くなくて。


ただドラマチックLOVEという曲は「君」が誰でどんな人間であっても肯定してくれる曲だなと私は感じるのです。


「どんな君でもいいよ」と歌っているわけではありません。でも「こんな君でいて」とは決して歌っていません。歌詞からわかるのは「僕」にとって「君」が大事な存在だということ。その「君」がどんな人かは聴いている私たちに委ねられている……もっと言うと「私」と思っていい、そんな歌です。



惚れ惚れしてしまいます。


全肯定をされているような錯覚に陥ります。


全肯定がいいか悪いかは置いておいて。

ただ君が君でいてくれたらいいんだ!そう歌っている曲のように私は感じます。



そしてそれは映画キンプリでも同じことを思います。

キンプリ(というかエーデルローズかもしれない)は個性を限りなく尊重した作品です。

本人の選択を肯定していく作品。

本人が本人でいることを許している作品。

「君は君でいいんだ」シンがオバレと出会って伝えられたメッセージにこれがあると思います。


応援上映もそうです。

「愛を伝えていい」「応援していい」

そういった感情を肯定しくれる世界と作品のように思います。



人が自分自身の気持ちに正直に、まっすぐに進むこと。自分自身で選択すること。自分自身として生きること。

キンプリの世界はそれを素晴らしいものだとしていると思います。



だからこそ、映画キンプリのEDに使用された「ドラマチックLOVE」はそういったものの一つの象徴のように感じます。


「君」がどんな人間かは言わず、ただ君がいると強くなれるんだ、元気が出るんだ、君が大好きなんだ、そういう愛を全力で、ぐぐぐっと伝えてくれる曲です。


ドラマチックLOVEを聴いて元気になれるのは、だからだと思います。

愛を純粋にまっすぐ伝えてくれる。
「君」の性別にも性格にも外見にも、なんにも囚われずに、ただただ大好きだよ!と伝えてくれる。



幸せでいっぱいになります。


愛を伝えるって、すごく難しいことだと思うんですけど、ドラマチックLOVEは約4分でそれを成し遂げるのです。


だから私は、ドラマチックLOVEが大好きなのです。


ドラマチックLOVEは、名曲だと思うのです。

おまえと芝居したいんじゃ!Act.0 昼の部公演を観てきた話

増田俊樹プロデュース!「おまえと芝居したいんじゃ! Act.0」の昼の部公演のチケットが幸運にも手に入ったので参戦してきました。

朗読劇の内容や、イベントパートで行われたエチュードとか謎の褒めあい合戦については……多分たくさんの人がツイートしたりブログにしていると思うので……私はなんか、別のことを書こうと思います。



今回の舞台、脚本も演出もすべて増田さんがやられるというもので。私はどんな作品になるんだろうとそわそわしてました。

増田さんはどんなお話を書いて、どんな役柄を演者(梅原さん、西山さん、白井さん、山本さん、伊東さん、財満さん)に振ったんだろう、と。

コメディなのか、シリアスなのか。


作品についての情報が何一つない中で始まったその作品は、なんていうか……熱かった、です。


多分ね、きちんとその道のお勉強をされた方が見たら、拙い箇所のある脚本だし演出だったんじゃないかなぁ、と思う。(お話として面白くなかったわけではないですめっちゃ私の好きなタイプのお話でしたし)

でもその拙さをカバーするどころか、飛び越えるぐらいの、芝居……エンターテインメント、のが正しいのかな、とにかくその表現したいものへの熱狂がぎゅっと濃縮されてたように思います。

「俺は!人間のこんな汚い部分と!それでもきっと人間には希望があるんだってことを!芝居を通して!見たいし見せたいし演りたいんだ!」

そう大声で叫ばれてるような舞台でした。

そしてその増田さんの思いをきちんと受け止めて、更に力と熱を加えて、芝居で演者の方々がその思いを返していて、本当に熱かった。


役者として生きている方々が、役者として相手の思いに全力で返していく様を、生で、直に、リアルタイムで観られたあの瞬間、もう本当に本当に幸せだった!



いやね、お話の中でそれぞれの思いや考え方や立場やそういう諸々がきちんと絡み合ってね、人間の汚い部分から目をそらさずきっちり書き上げててね、それが本当によかったんだ。

でも、終わりは希望のある終わり方で、人間は汚い部分が絶対にあるけどでもそれだけじゃないんだ、ちゃんと前に進めるんだと書いてくれていて、それがすごく嬉しかったんだ。



人間は綺麗なだけじゃない。汚い部分があって、ダメなところもあって、たくさん間違えるし、エゴだってある。

でもその汚い部分も、ダメなとこも間違えたこともエゴだって、カバーしたり努力したり考え方を変えたり……とにかく、何かで変えていけるはずだ。

それを真正面から認めて、書いて、演じている、そんな舞台でした。


本当に本当に素敵だった。


役者さんたちが、それぞれの人物の思いをきちんと伝えてくれる舞台で、それも素晴らしかったなぁと思います。


素敵な時間をありがとうございました!

そして大変遅くなりましたが、増田俊樹さん誕生日おめでとうございます!

おまえと芝居したいんじゃ!Act.1の開催を願っています。

高校を辞めた話(4)

前回の続きから〜!ということで、転学をいたしました。県内で唯一通信制のある公立高校です。

転学に伴い、予備校に通うことにしました。ある予備校に私と同じように通信制に通っている人や高校を辞めた人向けのコースが設置されており、普通の浪人生とは違う部屋(自習室)があり、それぞれの能力に合わせた授業選択をできるようにしてある(コース専用授業も、浪人生と同じ授業も可能)、今考えてもとても環境が整っていました。

その予備校で出会った人たち……同い年も、年下も、年上もいたのですが、なんで学校を辞めたのか、何が辛かったか、これからどうしたいか……そういったことをたまに話しました。辛かったこと、いま辛いこと、そういうことを聞いてくれて肯定してくれる人たちでした。全員何かに苦しんだことがあるからだと思います。

今でもその人たちとはたまにごはんを食べたりします。ツイッターでも繋がったりしてて、たまに鬱になっていたりすると「大丈夫?無理は禁物だよ」「ゆっくり頑張ろうね」「話聞くからね」と、そういったやりとりをよくします。とても救われます。


さて、通信制に転学をして予備校に通い、大学受験に向けて動こうと思っていた矢先でした。一つ、問題が浮上しました。

高校を1年では卒業できないということがわかったのです。

卒業までに必要な単位数の量は問題ありませんでした。
問題は、体育の単位でした。
例えば、卒業までに体育の単位が7単位いるとします。しかし1年でとれる体育の単位は3単位。そして私が持ってる体育の単位が3単位。どんなに頑張っても1年では6単位にしかならない。

全部合わせて120単位で卒業できるとして、その120単位取ることは問題なくとも、たった1つ、その体育の1単位だけが足りなくて、早くて1年半かかるとわかったのです。


私は、一刻も早く大学に行きたいと思っていました。本当に、なるべく早く。
地元を出て、東京に行きたいと強く思っていました。


そこで、親や予備校と話し合い一つの方法をとりました。高校にはとりあえず通う。ただとる単位は最低限。そのぶん受験勉強をして、そして夏に高卒認定試験を受けて合格する。それで大学受験をして、合格したら高卒資格を諦めて大学進学。もしダメだったら1年浪人しつつ単位を取り切り高卒資格で大学受験。

高卒認定試験というのは、「高校卒業程度認定試験」というもので、これに合格すると高校を卒業した程度の学力を持っていると国が認定してくれる、といったものです。これを持っていると高卒資格を持っている人とほぼ同じ扱いにすること、と決まっています。

まあそれを持ってると高校卒業してなくても大学行けますし、就職のときも……まあ一応……高卒者とほぼ同じ扱いにするようにとはされてます。本当にそう扱ってくれるかは知りません。転学をしたことは事実ですし。就活のときがちょっと怖いですね。まあ自分の責任なので向き合います。

そんなわけで年齢として高3の夏。私は高認を受験して無事合格しました。


秋からの学期は、通信制の方には行かず(仮に今年で進学できなかった場合でも、来年で卒業できる単位数はあったので)、受験勉強に専念しました。

と、言っても私あんまりちゃんとしてませんでした。いや、それなりにはしたんですけど、でもやっぱり、勉強がなぜかできなかった時期を引きずってて。

まあざっくり言うと集中力がなくなってたんですね。

これ今もまだ少しあるんですが。

もともと集中が続きにくいタイプではあったんです。スイッチ入れば別でしたが。そんで机に向かうのが辛かった時期。あの頃、症状というか特徴というかなんというか、集中ができませんでした。机に向かって数学を解こうとしても他のことに意識が向かう。集中できない。例えば数学をやりながら「あれ、明日の国語ってなんの予習がいるんだっけ」「部活であれ言われたけどよくわかんなかったな〜音源聞いてみよう」「おなかすいた」「てかこの公式であってるんだっけ教科書どこだっけ」「あー教科書のこの部分」みたいな。一つの問題に向かえない。これだいぶライトに書きましたが本人としては「」と「」の間に集中しろよクソって思ってます。

それで集中を続かせることが大変苦手となりました。その結果受験勉強もガッツリやれたとは言いません。当時より今はマシとなりましたが、それでもやっぱ、集中力があるとは言えません。




大学は、4つ受けました。
1つだけ、合格しました。

嬉しかった。
みんなとおなじタイミングで大学生になれるんだ、と思いました。私のもともと通ってた高校は浪人率めちゃくちゃ高いとこなんですけど、そう思ったんです。

多分、高校を辞めるという経歴を持ってしまったことをどこかで気にしてて、大学はどうにか浪人せずに行きたかったんだな、うん。

とは言っても関東の偏差値50ちょいぐらいの中堅(と言っていいのかな)文系私立です。さぁ就活がこわいこわい!


でもその大学に勉強したいことはあったし、通ってる今も満足してます。多少の不平不満はありますけど、それはどの大学に言っても何かしら持ってたでしょう。


そんなわけで私は、通信制の高校は退学手続きを取り、高認で受験をして、大学に入学しました。

4月から無事3年生になります。このままいければ4年で卒業できそうです。


このシリーズも今回で終わりにしたいので、最後に経歴まとめを少し。

中学卒業
高校入学
高校転学
高校退学
大学入学

履歴書で私はこれだけ書きます。バイト面接で、書きます。

多分、地元じゃもう就職できないかなと思ってます。そもそも地元に今も住んでる人には負けるだろうなぁと思うし、入学した高校も転学した高校も、地元内では名の知れたところなので、事情はバレるだろうなと思うし、あとそういう、「少し普通と外れた道」に進んだ者に対して、田舎とは冷たいし厳しいです。

地元批判をしたいわけじゃないですよ。ただ事実だし、私がその地元で育ったから、私の中で今でもこの経歴を、なんというか、少し恥ずかしいとか、嫌だなとか、コンプレックスみたいに思ってる部分は確かにありますし。
最近は開き直ってますけどね。私辞めなきゃ死んでたもん。


これは苦しんでる人に安易に転学や退学を勧めるものではありません。
ただ、どうにもならないとき、そのときにこういう選択肢もあるんだよと一例として見て欲しかった。
あと私が過去を少し振り返りたくなった。

それだけです。


今、私は幸せです。
将来への不安は確かにあるけれど。

好きな勉強をして、住みたかった場所に住んで、やりたかったことをやって。

もちろん大変なことも嫌なこともたくさんあるけど、それを相殺してお釣りが出るぐらい楽しいです。幸せです。

高校生の頃は、こうなれるなんて思わなかった。このまま、ずるずる死ぬのかな、なんて思ってた。

今の、現段階の私は高校辞めてよかった!と言えます。予備校で友達に出会えたのも、今の大学に入れたのも、今、こうして生きていられるのも、高校を辞めたからだと思います。

高校を続けたとして得るものももちろんあったでしょうが、それは考えても手に入らないものなので考えません。

これからも、幸せになるために頑張るだけです。


以上が、私の高校を辞めた話でした。
最後ぐっだぐだになってすみません。
ここまで読んでくださった方が、もしいたとしたら、本当にありがとうございました。