私がうたプリ4期(マジレジェ) 音也回(9話)をうまく消化できてない理由を考えてみる
※多分普通にネタバレかますので嫌な人は今すぐ逃げてね!!!!!!!!!!!
ゲームはrepeat、debutを途中まで(音也は攻略済み)、music1.2がプレイ済みです。
で、アニメは今まで全部見てる。
なぜか音也回(9話)が自分の中でうまく消化できなかったので、なんでなのかなーと色々考えてみます。
一応これを読んでいる方はdebut音也ルートと9話を見ている前提で話していくからネタバレしたり逆に説明省いたりするけどすみません!
私ね、音也回が鬱回だから嫌だったんじゃないんですよ
最初はね、「瑛一なんで横に座ってるんだよwww」みたいに普通に笑ってたんです
で、だんだん音也がこう……闇の方に引っ張られていくじゃないですか……そこも「音也;;」となりつつ普通に見れてたんですよ。
自分の中で「は?ちょっと待って?」て思い出したのが合宿先で瑛一が音也の調査書をばら撒きひまわり畑の絵を見せて燃やしたあたりです。
えっ?
なんでそういうことする?!みたいな
しかもそれで闇落ちして目から光が消えた音也と瑛一が歌って
えっ?!?!ここで歌うの?!終わるの?!と戸惑いが隠せませんでした。
debutでも音也は過去の体験(具体的に言うと母との死別等々)を思い出し、トラウマのようになっていたそれに、それまで心の奥底に隠していた気持ちに引きずられて、わかりやすい言葉で言うと「闇落ち」みたいな状態になります。(最終的には過去と向き合いきちんと前を向いて笑ってくれるんですけど)
今回のアニメの話としてそれがやりたかったことはわかるんです。
アイドルたちの成長を描くためには、自分自身と向き合うことは絶対に必要だし、音也の場合それは今まで見ないように考えないようにしてきた過去です。
私別に音也にいつも笑ってて!落ち込むなんてらしくない!闇落ちなんてしないで!って言うつもりは全くないんです。
debutのシナリオめちゃくちゃしんどかったしきつかったけど嫌いだったわけじゃないんですよ。
「一十木音也」を形成するものとして過去は外せないし、それといつか向き合うことも絶対に必要ですし。
でもそれをデュエットソングでやる必要あった?!て気持ちがまずあるんですね。
まあね、ここまでST☆RISHの仲がかたまり、春歌との仲も進展させるのは(アニメでは)難しい、となったら別角度から何か起こすなら新キャラがやりやすいのはわかります。
単純にそれまではいなかった視点ですからね。
理屈ではわかってるから、私がいまいち感情が追いつかないだけなので、この「デュエットでやる必要ありました?」て疑問はまあ、ワガママだと思います。
私が一番引っかかってるのは、多分、解決せずにデュエットの曲ができてしまったから、だと思います。
音也が過去と向き合い、自分の中にある暗い感情を認識して、受け止めて、解消していく過程は必要です。
でも、音也がその過去と向き合った結果、その暗い感情に取り憑かれることが正解(正解って言い方変かもしれないけど)ではないじゃないですか。
自分の中にある暗い感情を認めたうえで、それもひっくるめて乗り越えて笑うのが音也であり、本当の意味で成長したと言われる結果はそれであるはずだと思うんです。
これまでの他のアイドルたちもへぶんずたちと色々あって自分自身やその周囲や環境やそういったものと向き合って、受け止めて、成長して、それで出来上がるのがデュエットソングでした。
そうだと思ってました。
だから、私は音也に闇落ちした状態でのデュエットソングを披露してほしくなかったし、私が聞きたかったのはそれじゃない、と思ったんです。
過去と向き合い、暗い感情に気がつき、それを認めたうえで受け止めて前を向いて笑っている音也の歌うデュエットソングが聞きたかった。
デュエットソングの2番がせめてそうやって成長した音也だといいなぁと思ってるんですけど、どうなんだろう。
あともう一つ引っかかっているのが、そもそも音也が過去と向き合うことになった経緯です。
debutだと仕事のドラマで親を亡くす展開がありそれで自分の過去と重なって〜て流れだったはずなんですけど。
瑛一がね、例えば直感的に音也の暗い感情に気がついて色々ねちっこく言ってるとかならまだ納得しました。
アイツ過去調べ上げたうえでやってやがった!!!!!!!!!!
音也の過去って、他人が簡単には触れられないすごくすごくデリケートな面だと思うんですよ。
いくら本人がカラッと施設での話をしていようと、それを他人が勝手に暴くのは違うじゃないですか。
しかも亡くなった実の母親のことや、ひまわり畑のことや、そういった、彼が自ら話をしてきた部分ではないところじゃないですか。今回の話って。
ゲームの方は、誰かが意図的に音也に過去と向き合わせたわけではなく、結果的にそうなってしまった、というもので。
音也の過去を大事に扱ってくれていたと(個人的には)思います。
今回の話で音也の過去って丁寧に大事に扱われたんでしょうか。
私はどうしてもそう思えない。
他人が、無断で、勝手に、踏み込んでいいはずのない場所に土足で足を踏み入れたこと。
それがどうしてもどうしても受け入れられない。
私はHE★VENSのメンバーは今後のうたプリの世界を広げる大事なキーパーソンとして、新しいアイドルとして、期待してた方なんですよ。
(これ9話だけの話じゃなくなっちゃうけど)でもそのHE★VENSは今まで、メンバーにもよるけど、ヘイトを貯められてしまうキャラクターとして使われているように感じてですね、それもなんとなく嫌だったんですけど。
瑛一の行為を私は許せるときが来るのかなとぼんやり悲しく思います。彼らも応援したかったのにな、みたいな。
そんでこれは完全に私怨になってしまうんですけど、音也でこんだけゲームネタ取り入れて自分と向き合わせて成長させるならなぜ他のキャラにももう少しこういうことをしない?!?!いや、掘り下げとか成長した子もいるんだけども!!!!!
いやもう名前だしちゃうんですけど、私さぁ、来栖薫くんと翔ちゃんの関係性がとてもとても好きなんですね。
その!翔ちゃん!翔ちゃんなんで龍也さんの話ばかりなんですか?!いや私も龍也さん大好きですけど
「来栖翔」という人物を作り上げたものとして、もちろん、龍也先生の存在は欠かせません。ずっと憧れて目標としてきた人。その事実は翔ちゃんを作り上げる大事な要素です。
でも同じぐらい薫くんの存在も翔ちゃんを作り上げる大事なパーツだと思うんですよ
アニメで薫くんがなかったことにされてるなら(それはそれでブチ切れる案件だけど)まだ納得します。
でも今まで薫くんの名前や幼少期の姿出てきてたじゃん……薫くんはいるんでしょアニメの世界にも存在してるんでしょ……
なんかね、ああ今期も薫くんの存在は出てこなかったなぁ、て少し落ち込んだんですけど。(翔ちゃん回のシナリオ自体にもうーーーんと思った部分もあるんですけど)
なんか……音也回のシナリオや展開にも不満はたくさんあるんだけど、音也はそれだけ過去の話やゲームで出てきたネタや設定が使われるのに、翔ちゃんや、他のアイドルは、なんかこう、ああ、みたいな、言葉にしたくないけど、そうなのかみたいな。
そういう、そういうモヤモヤもあって。
まあでもこれは私怨です。完全に私怨です。
えーーーっと。これぐらいにします。
あんまりマイナスなこと書き残したくないけど、自分が納得するために一度書いてスッキリしたかった。
なんか、全部私がうまく消化できてないだけと言われればその通りなんですけど
10話で納得できる展開がきてくれたら嬉しいなあと思ってます。