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全力疾走はできません

その辺にいるオタクの妄言

高校を辞めた話(4)

高校を辞めたシリーズ

前回の続きから〜!ということで、転学をいたしました。県内で唯一通信制のある公立高校です。

転学に伴い、予備校に通うことにしました。ある予備校に私と同じように通信制に通っている人や高校を辞めた人向けのコースが設置されており、普通の浪人生とは違う部屋(自習室)があり、それぞれの能力に合わせた授業選択をできるようにしてある(コース専用授業も、浪人生と同じ授業も可能)、今考えてもとても環境が整っていました。

その予備校で出会った人たち……同い年も、年下も、年上もいたのですが、なんで学校を辞めたのか、何が辛かったか、これからどうしたいか……そういったことをたまに話しました。辛かったこと、いま辛いこと、そういうことを聞いてくれて肯定してくれる人たちでした。全員何かに苦しんだことがあるからだと思います。

今でもその人たちとはたまにごはんを食べたりします。ツイッターでも繋がったりしてて、たまに鬱になっていたりすると「大丈夫?無理は禁物だよ」「ゆっくり頑張ろうね」「話聞くからね」と、そういったやりとりをよくします。とても救われます。


さて、通信制に転学をして予備校に通い、大学受験に向けて動こうと思っていた矢先でした。一つ、問題が浮上しました。

高校を1年では卒業できないということがわかったのです。

卒業までに必要な単位数の量は問題ありませんでした。
問題は、体育の単位でした。
例えば、卒業までに体育の単位が7単位いるとします。しかし1年でとれる体育の単位は3単位。そして私が持ってる体育の単位が3単位。どんなに頑張っても1年では6単位にしかならない。

全部合わせて120単位で卒業できるとして、その120単位取ることは問題なくとも、たった1つ、その体育の1単位だけが足りなくて、早くて1年半かかるとわかったのです。


私は、一刻も早く大学に行きたいと思っていました。本当に、なるべく早く。
地元を出て、東京に行きたいと強く思っていました。


そこで、親や予備校と話し合い一つの方法をとりました。高校にはとりあえず通う。ただとる単位は最低限。そのぶん受験勉強をして、そして夏に高卒認定試験を受けて合格する。それで大学受験をして、合格したら高卒資格を諦めて大学進学。もしダメだったら1年浪人しつつ単位を取り切り高卒資格で大学受験。

高卒認定試験というのは、「高校卒業程度認定試験」というもので、これに合格すると高校を卒業した程度の学力を持っていると国が認定してくれる、といったものです。これを持っていると高卒資格を持っている人とほぼ同じ扱いにすること、と決まっています。

まあそれを持ってると高校卒業してなくても大学行けますし、就職のときも……まあ一応……高卒者とほぼ同じ扱いにするようにとはされてます。本当にそう扱ってくれるかは知りません。転学をしたことは事実ですし。就活のときがちょっと怖いですね。まあ自分の責任なので向き合います。

そんなわけで年齢として高3の夏。私は高認を受験して無事合格しました。


秋からの学期は、通信制の方には行かず(仮に今年で進学できなかった場合でも、来年で卒業できる単位数はあったので)、受験勉強に専念しました。

と、言っても私あんまりちゃんとしてませんでした。いや、それなりにはしたんですけど、でもやっぱり、勉強がなぜかできなかった時期を引きずってて。

まあざっくり言うと集中力がなくなってたんですね。

これ今もまだ少しあるんですが。

もともと集中が続きにくいタイプではあったんです。スイッチ入れば別でしたが。そんで机に向かうのが辛かった時期。あの頃、症状というか特徴というかなんというか、集中ができませんでした。机に向かって数学を解こうとしても他のことに意識が向かう。集中できない。例えば数学をやりながら「あれ、明日の国語ってなんの予習がいるんだっけ」「部活であれ言われたけどよくわかんなかったな〜音源聞いてみよう」「おなかすいた」「てかこの公式であってるんだっけ教科書どこだっけ」「あー教科書のこの部分」みたいな。一つの問題に向かえない。これだいぶライトに書きましたが本人としては「」と「」の間に集中しろよクソって思ってます。

それで集中を続かせることが大変苦手となりました。その結果受験勉強もガッツリやれたとは言いません。当時より今はマシとなりましたが、それでもやっぱ、集中力があるとは言えません。




大学は、4つ受けました。
1つだけ、合格しました。

嬉しかった。
みんなとおなじタイミングで大学生になれるんだ、と思いました。私のもともと通ってた高校は浪人率めちゃくちゃ高いとこなんですけど、そう思ったんです。

多分、高校を辞めるという経歴を持ってしまったことをどこかで気にしてて、大学はどうにか浪人せずに行きたかったんだな、うん。

とは言っても関東の偏差値50ちょいぐらいの中堅(と言っていいのかな)文系私立です。さぁ就活がこわいこわい!


でもその大学に勉強したいことはあったし、通ってる今も満足してます。多少の不平不満はありますけど、それはどの大学に言っても何かしら持ってたでしょう。


そんなわけで私は、通信制の高校は退学手続きを取り、高認で受験をして、大学に入学しました。

4月から無事3年生になります。このままいければ4年で卒業できそうです。


このシリーズも今回で終わりにしたいので、最後に経歴まとめを少し。

中学卒業
高校入学
高校転学
高校退学
大学入学

履歴書で私はこれだけ書きます。バイト面接で、書きます。

多分、地元じゃもう就職できないかなと思ってます。そもそも地元に今も住んでる人には負けるだろうなぁと思うし、入学した高校も転学した高校も、地元内では名の知れたところなので、事情はバレるだろうなと思うし、あとそういう、「少し普通と外れた道」に進んだ者に対して、田舎とは冷たいし厳しいです。

地元批判をしたいわけじゃないですよ。ただ事実だし、私がその地元で育ったから、私の中で今でもこの経歴を、なんというか、少し恥ずかしいとか、嫌だなとか、コンプレックスみたいに思ってる部分は確かにありますし。
最近は開き直ってますけどね。私辞めなきゃ死んでたもん。


これは苦しんでる人に安易に転学や退学を勧めるものではありません。
ただ、どうにもならないとき、そのときにこういう選択肢もあるんだよと一例として見て欲しかった。
あと私が過去を少し振り返りたくなった。

それだけです。


今、私は幸せです。
将来への不安は確かにあるけれど。

好きな勉強をして、住みたかった場所に住んで、やりたかったことをやって。

もちろん大変なことも嫌なこともたくさんあるけど、それを相殺してお釣りが出るぐらい楽しいです。幸せです。

高校生の頃は、こうなれるなんて思わなかった。このまま、ずるずる死ぬのかな、なんて思ってた。

今の、現段階の私は高校辞めてよかった!と言えます。予備校で友達に出会えたのも、今の大学に入れたのも、今、こうして生きていられるのも、高校を辞めたからだと思います。

高校を続けたとして得るものももちろんあったでしょうが、それは考えても手に入らないものなので考えません。

これからも、幸せになるために頑張るだけです。


以上が、私の高校を辞めた話でした。
最後ぐっだぐだになってすみません。
ここまで読んでくださった方が、もしいたとしたら、本当にありがとうございました。